爱知县陶瓷资料馆
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黄瀬戸茶碗
この茶碗はいわゆる「半筒形(はんづつなり)」である。高台の作りなどから、はじめは向付(むこうづけ)などの食器として作られたのを茶碗に転用したと思われる。筒茶碗の先例は高麗(こうらい)茶碗にあるが、半筒形の流行は千利休(せんのりきゅう)晩年の天正14年(1586)頃から。美濃では16世紀中頃にはこの様式の瀬戸黒(せとぐろ)茶碗を作りはじめている。本品は正面に愛らしい花を印刻し、「胴紐(どうひも)」をめぐらせ、高台は大きく低い正円に、見込は平らに作っている。
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耳付水指
左右に耳が付き、口造りがいわゆる矢筈口(やはづくち)になっている。この様式は千利休(せんのりきゅう)の晩年にあたる天正年間(1573-92)後期頃に流行したもので、力強く大胆な装飾に特長がある。矢筈口とは口部が内側に折り返され、共蓋(ともぶた)をのせて焼成できるように工夫されているが、共蓋のそろった例は少ない。本作品は口下と胴下に段を付け、胴部にゆがみと奔放なへら目があり、独特の耳を付け、内面底には馬蹄印(ばていいん)が押されている。
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大海茶入
瀬戸窯は13世紀末期から天目茶碗や鉄釉小壺(茶入)の生産が開始され、14世紀代には建盞(けんさん)天目(中国・建窯で焼かれた天目)、擂座茶入・大海茶入などの具体的な器種の焼成が行われた。大海茶入は広口の短い頸部に、肩が横平面に張ったやや扁平なもので、胴部中位には一条の線刻(胴紐)が巡らされているものが多い。轆轤水挽きにより薄造りに成形されたもので、大きなヒビ割れが修復されているが、伝世の光沢を見せている。
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