求助翻譯
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「私は武門の家に生まれながら、武門を離れて三槐九卿(宰相や公家ら高位の人のこと。公卿ら)に、咫尺し(ごく身近に仕え)たが、自分には寸爵(なんの爵位)もない。
庶民の中で暮らしても商売しらず、隠者のようで隠者でなく、賢者のようで賢者でなく、物知りのようで何も知らぬ、世のまやかし者である。
唐や大和の教えになる道理や、芸能・雑芸・笑い話の類まで、何でも知らぬことがない風をして、口から出任せ、筆の走るままにしゃべり散らしてきた。
いまわの際になって、他人に伝えたり、自分が思う真の一大事は、一言半句もなくて当惑し、心中ひそかに恥じ入っている。七十余年の歳月を顧みると、思えばとりとめない一生を過ごしたものだ。
もし辞世はと問う人があったら、
それぞ辞世 去ほどに扨もそののちに 残る桜が花しにほはば
(私が書いた浄瑠璃の作品が、後々まで残るならば、そのひとつひとつが私の辞世だ)=「去ほどに、さても、そののち」は、浄瑠璃の語り出しの決まり文句。桜は、桜木に彫った板木で刷った板本で、浄瑠璃の正本をいう。
のこれとはおもふもおろか うづみ火のけぬま あだなるくち木がきして
(埋み火が消えずに残るわずかな暇に書いたたわいない作品が、あとあとまで残れと思うだけでも、愚かなことだなぁ)」
最后的问题~~